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誰もが確率は収束している。ただし収支は人によってまったく違う理由







 確率は収束する。
しかし絶対にしないという人も一定数います。
実際は、確率が収束しているからパチンコはほとんどの人が負けるというお話です。

体感では絶対わからないが収束している



サイコロはどの目も出る確率は1/6です。
1の出目を当りとして、1~2回ですぐ出る事もあれば20回振っても出ないこともあります。
ここまでは誰もが理解できる部分です。

調子良く当たることもあれば当たらない時もあって、それも何百回繰り返した結果、
「1/6」に近い出現率になっている。
これが確率収束です。




1/319、パチンコの初当り確率を例としてシミュレーションしてみました。
パチンコでは確変があるのでさらに収支額は変わりますが、ここでは初当り確率のみとします。
1日2000回転。
実際は毎日2000回ちょうどというのは不可能ですが、わかりやすく1日2000回で区切っています。
(大当りが多かった日は通常回転が回せず、少なかった日は通常回転を多く回せるため)



当選回数確率最大ハマリ
1日目31/666830
2日目71/285902
3日目41/500795
4日目91/222426
5日目71/285654
6日目61/333987
7日目81/250556
8日目11/20001456
9日目61/333758
10日目101/200432
10日間合計611/327



合計20000回転させて、当りは61回。
当り出現率は1/327。
理論値1/319と比較すると、約2%の誤差(ヒキ負け)がありますが、ほぼ確率通りです。

1日2000回転は、ほぼ朝から丸1日ガッツリ打たないと回せません(約11時間稼働)
専業さんなら、1日平均1800~2000回転ぐらい、たった10日分の初当り確率です。
週に2日打つライトユーザーであれば、2~3ヶ月の結果でしょう。



ポイントは2000回打っても、3回(1/666)、1回(1/2000)なんて日もあります。
実際も1日打って初当り3回なんてのは頻繁にあります。
専業さんなら5日打てば1回はあるでしょうか。
1/319の確率内で起こるのはごく当たり前の事象ですが、「体感」はおかしな考え方をします。

・なんで1/319なのにこんなに当たらないんだ
・なんで2000回も回したのに1回しか当たらない?おかしい
・なんで昨日あれだけハマったのに、今日も当たらない!
・なんで、なんで・・・
となるわけです。

それは「お金がかかっているから」です。
1日打って初当り2-3回ともなれば¥80000ぐらいの負けです。
誰も損も得もしないシミュレーションは読み流すけど、実際お金がかかった勝負となれば別。
1/319より多く当たらないと「おかしい」という思考になりがちです。




1/319を20000回転させても10%~15%の誤差は十分あり得ます。
しかしこれをさらに続けていけば、その誤差は小さくなっていきます。
20000回転させても1/700、理論値との乖離率220%という事は絶対ではありませんがほぼありません。

私も1年間トータルすれば、誤差はプラスマイナス8%以内に収まっていました。
信頼できる嘘を言わない専業さんからも同様の結果です。
というのも、確率通りになっていないという確認しようのない噓を言う人が多いからです。
もっと長いスパンの方が数値は近づきますが、半年も経たずともそれらしい出現率になるものです。

確率は、誰がどんな状況で打っても1/319は1/319.
客観的な事実です。
確率を「体感」や「経験則」で考えるから、間違った解釈になるわけです。




確率から見る勝つ人、負ける人の差



実は、パチンコで勝っている人も負けている人も、
「初当り、確変出現率は同じ」です。

普通は、勝つ人は他人より多く当てられるから、連チャンさせられるから勝っていると思われています。
本当にみんなと同じ確率です。
違いは人によって回した回転数こそ違いますが、比率は同じです。

・1ヶ月6000回転の人=初当り約20回(1/300)
・1ヶ月30000回転の人=初当り約100回(1/300)




では勝ち負けの差がどこからくるのかを、わかりやすさ重視で簡単にいえば・・・

・大当り確率1/319の機種は、初当りで1回で獲得できる平均出玉は「約4000個」(2019時点)

なので、平均319回転で1回初当り(4000個)がとれるとした場合、
319回転回すのにいくら必要か?をまず考えます。

・4000個×4=¥16000

つまり¥16000で319回転させられればプラマイゼロとなります。(等価交換)




・ボーダーライン0回、ボーダープラマイゼロを打っている人は、
4000個の持ち玉で、319回転させた時点で手元の玉は「ちょうど無くなります


・ボーダーラインプラス3回を打っている人は、
4000個の持ち玉で、319回転させた時点で手元にまだ「玉が残って」います。


・ボーダーラインマイナス2回を打っている人は、
4000個の持ち玉で、319回転させる前に玉は尽き「追い金する必要」があります。


・319回転させた時点で玉がちょうど終わる=損益なし(ゼロ)
・319回転させた時点で玉が残っている=利益(プラス)
・319回転させた時点で玉が足りない=損失(マイナス)



つまり、
ボーダー超えを打っていれば、319回転させるごとに玉は増えていきます。
ボーダー以下を打っていれば、319回転させるごとに玉は減っていきます。

ここでは319回転周期で表していますが、期待値やボーダーの考え方の一つです。
1/319機種は、確変継続や展開次第でなかなか平均出玉4000個とは「体感はできません」
それでも実際の平均出玉は、約4000個にはなっています。



ここからわかるのは、

・パチンコで勝っている人は、
初当りと確変が「確率通りに出現している」にもかかわらず、勝っている。

・パチンコで負けている人は、
初当りと確変が「確率通りに出現している」にもかかわらず、負けている。



打てば打つほどその差は大きくなり、収支にも反映されるというわけです。
大事なのは、どちらも「確率通りに出現している」にもかかわらずという点です!





確率は収束しないのならどうなるか?



もし、確率は収束しないとしたら説明のつかない事ばかりになります。
例えばわかりやすい例でパチスロ。

パチスロは設定ごと、大当り確率そのものを変えるのでイメージしやすいですね。
BIG確率:設定1=1/288~設定6=1/238

もし確率収束しないのであれば、1/288という確率も無意味となります。
しいては設定そのものが意味がないと同じです。

・設定1の確率に収束しているから設定1は出にくく、
・設定6の確率に収束しているから設定6は出やすいとなります。

他にも子役確率なんかも同じですね。
1/7.2という子役確率が収束しているから、¥1000あたり30ゲームなどの平均値が出ます。
子役やチャンス目が収束するこそ、設定判別という概念が生まれます。

確率は収束しないから、設定なんて関係ないと言う人と、
確率は収束するものだから、高設定を打つべきと言う人、
どちらが信用できるでしょう?




確率収束の一番わかりやすい方法は、
「自分で数えてみる」

論より証拠です。
私も昔は確率は絶対収束しない!と決めつけていました。
負け続けてどうにもならなくなって、1年間数えてみてダメだったらもうパチンコはやめようと。
体感では絶対確率通りになどなっていない!と言い切れるほどの1年間。
結果、初当りも確変もほぼ確率通りで愕然としたのを覚えています。
その1年で¥200万ぐらい失いましたが、大きな気づきがあり分岐点にもなりました。



ですので確率なんて収束しない!という人に自分で数えてみましょう・・・なんて言っても、
「絶対やりません」

まず認めないですね。
100人に言っても1~2人が良いところです。
まさかパチンコの負けが「自分に原因がある」とは思っていないからです。
負けた原因は「店のせい」ではないと困るからです。
かつて自分もそうだったのでよくわかります。

そういう人は否定もしません。
だって「その人の人生ですから」
私には全く関係のない話です。
そう思っている人に無理に強要したりする権利はないと思っています。

もし、今の状況を変えたい、改善したいと思う方は、
パチンコとうまく付き合えるように「一緒に考えましょう!」
勝てるようになるのがゴールではない事は留めておいてください。




「確率は収束している」という内容でしたが、ここがブレると期待値までもがわからなくなります。
当然、専業さん全員確率は収束すると答えます。
収束しているからこそ勝ち残れているということですね。
確率は人によって捉え方の差が大きいところ。
またいろんな角度から説明していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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誰もが確率は収束している。ただし収支は人によってまったく違う理由のタグ: 確率収束
コメント
2360: by うみ on 2019/10/11

私も確率通りになっていないと思ってました。
確かにざっくりでも計算してみると、おおよそ確率通りでした。
で、今年マイナス46万笑

2361:Re: タイトルなし by 元店長:まつたけ on 2019/10/11

うみ様、ありがとうございます。

負けているとなかなか確率通りとは思えないですよね。(私も)
確率通りになってもプラスになる台を打つのが大事=回る台です。
パチンコをいろんな見方で考えていくと理解しやすいです。
大変ですが私にもできたので、きっとできると思いますよ。

2472: by らっきー on 2022/03/06

確率は常に一定なので収束はしませんよね。

あくまでも膨大な施行回数で期待値付近の結果が多い為、目立たないだけ。

それを収束するとは言いませんよ。

2473:Re: タイトルなし by 元店長:まつたけ on 2022/03/07

するしないは人によって考え方があるので良いと思います
収束しないという人がなぜ設定や回転率気にしてパチンコスロットを打ってるんですかね?

2476: by コモドラ on 2022/04/30

理屈としては分かるんですけど
例えば初めてパチスロやる人が初日に大勝した場合はパチスロは簡単に勝てる!って主張が出来ますし
反対に全く当たらなかった人はパチスロは全然勝てない負けるしかないんだ!って主張も出来ますけど
それと同じように収束しなかったと言ってる人に対してそれは試行回数が足りないと指摘した際に
収束するまで試行回数を重ねた場合、それは収束したという証明ではなく収束したという結果がたまたま出るまで試行回数を繰り広げただけなんじゃないかなって疑問もあるんですよね
収束した後にまた試行回数を重ねた結果収束するまでの回数がまばらになったらそれが果たして収束したという証明になり得るのか疑問ではありますね

2477:Re: タイトルなし by 元店長:まつたけ on 2022/05/07

コモドラさん、ありがとうございます

おっしゃる通り収束するまで続けたから‥という見方もできますね
確率収束系の話は批判が多く来るのは承知してますし私もかつてはそうでした
ただ現実として収束しないという人で稼働データを取った人は今まで一人もいませんでした

例えば一番滞在の長い通常時の初当り確率1/319などでも半年経たずともプラスマイナス10%以内になることが多いです
(収支は別です)
たとえ1ヶ月でも自身のデータがあれば理論値より◯%足りない・多いと客観的な判断ができるのですがデータがまったく残してない人と収束するしないの話は体感や感情論になってしまうのが現状です

収束しないという人に押し付けはしないですし人それぞれの考え方はあって良いと思います
ただパチンコの仕組みを理解したいという人に向けて解説した次第です
そういう人には受け入れなくてはいけない、直面しなければならない部分だと思います
収束して大金負けていた事実は私にとって良い気付きになりました

2496: by 暇人 on 2023/01/17

理論としては間違ってないと思いますが、100%の人がそのように収束するっていうのは語弊があるかと思います。
全体の5%くらいは大幅な余剰や欠損が収まらない為、専業で稼ぐには欠損が収まらない5%から外れていないとどうにもならないのが現実ではないでしょうか。

実際に自分も319ミドルをプラス期待値で打ち続けてますが収支は大幅マイナスとなってます。
(通常回転数350000回転で初当たり確率約1/466)

まあ5%の人間だと打たないというのが1番の期待値ですね。
自分は趣味として打ってますが確率通りに当選してたらプラス収支だったと思うと普通の人が羨ましいwとは思いますねw

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「まつたけ」と申します。
元パチンコ店の店長です。
負け組、ホール店長、パチプロと人とは変わった経験をしてきました。
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パチンコを善悪ではなく多面的な見方でお伝えしています。
程よい距離感でパチンコと付き合えるため多くの方々のお力になれればと発信しています。


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得意の探求心がこうじて店長に。
退職後、経験を生かし?パチプロに転身。

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・パチンコの裏も表も暴露
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